為替を動かす経済指標は?
為替を動かす経済指標としては、次のようなものがあります。
■雇用統計
⇒ 雇用統計の中では「アメリカの非農業部門の雇用者数」が特に重要です。
■住宅着工件数
⇒ その月に新築された家の数を調査したものです。住宅着工件数の数が多いほど好景気のサインといえます。
■住宅建設許可件数
⇒ 住宅建設許可件数は、建設許可が必要な地域・建物で、許可を申請した人の数です。景気先行きを見る指標です。
■ISM製造業景況指数
■GDP(国内総生産)
⇒ GDPで経済全体の状況がわかります。
■経常収支
■貿易収支
⇒ ドル安の時にこの数字が悪いとさらに売られることになります。
■インフレ率
■消費者物価指数(CPI)上昇率
⇒ CPIはインフレ率のことですが、最近では、このCPIが下がると買われる傾向にあります。
■消費者信頼感度数
⇒ 消費者に、半年後の経済予測をアンケート調査したものです。この消費者信頼感度数は、GDPとの相関性に注意したいところです。
■小売売上高
⇒ 小売売上高は、個人消費が伸びているかどうかがわかりますが、米国は消費が経済を牽引していますので、特に重要な指標といえます。
■生産者物価指数
■鉱工業生産
⇒ 鉱工業生産は、生産動向を指数化したものですが、景気を判断するのに適しています。この指標は、毎月発表されます。
■日銀短観
⇒ 企業約1万社に景況感や設備投資計画などを聞いたものです。
■IFO景況感指数
⇒ 西側ドイツの会社7,000社にアンケートしたものなのですが、ユーロ相場を動かす重要な指標です。
ただし、雇用統計のように大きく反応する経済指標もあれば、ほとんど反応しない経済指標もありますので、重要なものを覚えておくとよいと思います。 |