雇用統計で重要なのは?
雇用統計の中では、「アメリカのアメリカの非農業部門の雇用者数」が特に重要です。
この指標は、現在為替市場において最も注目されている指標の1つになっていますが、これによって、景気がいいのか悪いのかを判断します。
ちなみに、この発表数値が、市場の予想よりも悪ければドル売りの要因になり、反対に、市場の予想よりもよければドル買い要因になります。
インフレ率とは?
インフレは物価上昇、デフレは物価下落のことです。
インフレ率が高いと、中央銀行は景気を冷やすために利上げをしようとします。
お金は常に金利の高いところへ流れようとしますので、インフレ率が上昇すると、初期の段階では金利が上昇すると判断され、通貨が強くなります。
しかしながら、インフレ率が高い状態が長い間継続すると、為替レートの購買力平価に収束する性質から、通貨は弱くなる傾向にあります。
これは、インフレ率が高くなり為替レートが上昇しすぎると、レートが下がらなければ購買力平価が同じになりませんので、レートが下がるということです。 |