米雇用統計は最重要
雇用統計というのは、通常毎月第1金曜日に発表される経済指標で、いま為替市場で最も注目されているものです。
失業率、労働時間、賃金など、雇用に関連する様々な指標が発表されますが、このうち最も重要なのは、非農業部門雇用者数です。
これは、農業に携わっている人以外の人が、どのくらい職に就けているのかを示す指標で、その前の月よりどれくらい増えているのかに注目が集まります。
なお、傾向としては、雇用情勢が市場予測よりも悪ければドル売り要因になり、反対に良いときにはドル買い要因になります。
新規失業保険受給申請者数とは?
新規失業保険受給申請者数というのは、アメリカ全国で、1週間に新しく失業保険を申請した人の数であり、毎週木曜日に発表される経済指標です。
保険を申請する人が増えるほど景気が悪化している証拠になるので、景気動向を把握するのにとても信頼性が高いとされています。
なお、通常はあまり注目される指標ではありませんが、雇用問題が市場の話題になったときは、急に注目されることもありますので注意が必要です。
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