ドルの地位低下とは?
2001年をピークに、外貨準備に占める米ドルの比率が低下しています。
その分、ユーロの比率は上昇していて、ドルの受け皿になっていることがわかります。
また、通貨の売買高シェアにおいても、米ドルのウエイトは低下していて、その代わりにユーロやその他の通貨のシェアが上昇しています。
FX投資を行う際には、このような世界のパワーバランスの変化についても、しっかり見ていくことが大切です。
有事のドル買いは?
以前は、有事のドル買いということで、世界のどこかで戦争や紛争などが起きると、強力な軍事力を持つ米国の通貨が買われる傾向にありました。
例えば、中国の天安門事件やイラクのクウェート侵攻のときには、ドルが買われ上昇しました。
しかしながら、9.11同時多発テロの際には、ドルは暴落しています。
現在では、世界におけるドルの地位は低下しているといえます。 |