ユーロドルは常にチェック
2008年10月に史上空前の規模で成立した、アメリカの金融安定化法案という緊急事態を見れば先行きが不透明であることが明らかなように、近年、米ドルの信用低下リスクが問題となっています。
今後は、これまで強固な同盟関係を背景としていた米ドルと日本円がともに下げ続け、ユーロだけが独歩高といった局面も多々あるかもしれません。
よって、ユーロ/ドルという通貨ペアについては、ポジションを持っているか否かに関わらず、常にチェックし続ける必要があります。
ユーロと米ドルの関係性が現在どのようになっているのかということを、チャートを見て判断すると、中長期で米ドルを保有し続けるリスクも実感できますし、リスク回避に役立てることができると思われます。
世界三大通貨なら安心?
日本円はもちろんのこと、米ドルなら安全という時代はすでに終わっているというのが現状です。
つまり、米ドル・ユーロ・日本円の世界三大通貨であっても、今後の先行き不透明感という意味では大差ないということです。
米ドルと日本円がともに没落し、長期的にはユーロだけというようなことも現実になるかもしれません。
よって、FXをする際にも、どの通貨との組合せであれ、円がらみの取引しかしないというのはかなりリスクが高いといえます。
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