マージンコールとは?
マージンコールやロスカットというのは、FX会社側で、口座にある保証金以上に損失が発生しないように、投資家を保護するための仕組みを設けているものです。
まず、マージンコールというのは、保証金に一定の損失が発生した場合に、FX会社が顧客に対して知らせるものです。
通常、FX会社によって保証金維持率※が決まっていて、その維持率を割り込むとお知らせメールが来るようになっています。
もう少しわかりやすく言いますと、このマージンコールというのは、「為替市場からの退場ではないですが、危険水準ですよ」というサインのようなものです。
※担保の残りの余力を示す数字です。
具体的には?
マージンコールの細かい仕組みについては、各FX会社によって異なります。
例えば、保証金維持率50%のFX会社で、10万円を口座に振り込んで保証金とし、1ドル=100円のときに、1万ドルを買ったとします。
この後、含み損が保証金額の50%(5万円)に達するとマージンコールが発生します。
この場合、1ドル=94.90円まで円高になると5万円を超える含み損になり、マージンコールが発生します。
なお、マージンコールが発生した場合には、決められた期日までに口座にお金を振り込んで保証金の額を増やすか、または、取引を一部決済して維持率を高めることで解決できます。 |