英ポンドはかつての基軸通貨?
イギリスは、19世紀以降次々に植民地を拡大させつつ、過酷な労働を奴隷に強いて経済活動を拡大させたことにより、世界に冠たる経済大国となりました。
しかしながら、第一次世界大戦語は、アメリカにその座を譲ります。
かつては、イギリスのポンドが世界の基軸通貨でしたが、1932年には、米ドルが英ポンドに代わって国際通貨になったからです。
第二次世界大戦後のイギリス経済は?
第二次世界大戦後は、スローガンに「ゆりかごから墓場まで」を掲げ、いち早く福祉国家を作り上げましたが、これが経済の停滞を招き、1960年以降は、長きにわたり「イギリス病」と呼ばれる不景気に苦しみました。
その後、1980年代になると、サッチャー首相が経済再建のための急進的な構造改革を実施したため、景気は好転し、「イギリス病」を克服することに成功しています。
しかし、この改革に伴い大量の失業者が出てしまったことを受けて、保守党から労働党のトニー・ブレアに政権交代しています。
これにより、市場一辺倒だった政策が修正され、その後の経済は長期間成長することとなります。
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