カナダの経済・資源は?
カナダはG7の一員でもあり、先進国の仲間入りを果たしていますが、財政収支と貿易収支ともに黒字を維持していることが注目されています。
また、カナダは、ウラン、金、原油の産出国であり、カナダドルは、オーストラリアと同様、資源国通貨です。
なので、カナダドルは、原油価格や金価格の動向に左右されます。
ただし、同じ資源国通貨でも、カナダの金利水準というのは、オーストラリアやニュージーランドよりもかなり低いので、金利狙いで買われることはないといえます。
カナダドル/円のトレンドは?
カナダは、1992年に北米自由貿易協定(NAFTA)に参加し、米国との経済的な結びつきが強化されました。
これにより、その頃からカナダドル/円相場は、米国経済、さらにドル/円相場に強く影響されるようになっています。
つまり、米国の景気が悪化して、米ドル/円が下落した時には、カナダドル/円相場も下落し、反対に、米国の景気が拡大して、米ドル/円が上昇した時には、カナダドル/円相場も上昇する傾向にあるということです。
とくに最近のカナダ経済というのは、カナダの輸出の8割が米国向けとなっているなど、ますます米国への依存度が強くなっています。
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