どのようなものですか?
スタグフレーションというのは、インフレ下の景気後退局面を指しますが、この用語は、スタグネーション(停滞)とインフレーションを合体させた造語です。
具体的には、モノやサービスの需要が供給を上回ったり、供給サイドにおける事情による値上げなどで物価が上昇します。
物価上昇率が年2〜3%であればそれほど問題はありませんが、これ以上に上昇すると、消費の過熱に供給が追いつきませんので、通貨価値が下落する傾向、すなわちインフレ傾向に陥りやすくなります。
特に、原油等の値上がりによって、諸物価が高騰すると、消費の低迷、ひいては景気の悪化をもたらします。
このように、景気後退下でありながら物価高となっている状況をスタグフレーションといいます。
速報値とは?
速報値というのは、経済指標の数値をできるだけ早く公表するために、当面出揃っているデータと推計値をもとに算出された値のことをいいます。
この速報値は、GDPや景気動向指数で用いられることが多いです。
なお、速報値が発表された後、その指標の算出に必要なデータが揃った上で改めて算出され発表される値は改定値、確定した段階では確報値と呼ばれます。 |