どのような金融商品ですか?
CFDとは、FXとよく似ている新しい金融商品のことです。CFDは「コントラクト・フォー・ディファレンス」の略で、日本語では「差金決済」と訳されることが多いようです。
差金決済取引というのは、投資対象となる資産を実際に保有することなく、取引が終了したときに売買した価格の差額のみを取引する方法のことあり、この点はFXと同じです。
現時点では、まだ取扱い業者も少ないようですが、FXと同様に広がると予想する意見もあるようです。
ちなみに、CFDは、レバレッジが高く、少ない証拠金で高い収益を上げられる一方で、失敗したときの損失が大きいことや、手数料が安く、買値と売値の差額であるスプレッドのみの業者もあるなど、FXの仕組みを知っていると比較的わかりやすいと思います。
CFDの取引の流れは?
CFD取引の流れは、投資家の注文を直接、取引所や市場につなぐのではなく、業者は「カバー先」と呼ばれる金融機関に注文をつなぎ、カバー先の金融機関が市場に参加して間接的に投資家の注文を発注するという形です。
なので、これについてもFXの注文の流れとほぼ同様です。
CFDとFXが異なる点は?
CFDがFXと異なるのは取引対象です。
FXは通貨ペアのみですが、CFDでは国内外の個別の株式や株価指数、さらに金などの商品や原油などの商品先物など非常に種類が多いのが特徴となっています。 |