サブプライム問題後の金利引下げでどうなりましたか? 
                   サブプライム問題が表面化した2007年8月以降、現実にはFF金利は引き下げられ金利差は縮小しましたから、投資家は魅力のなくなったドルを円に転換しようとしました。 
                     
                    そのため、これまでの円売り・ドル買いの動きは反転し、需給が崩れて為替レートは円高ドル安に動きました。 
                  金利差は投資判断となりますか? 
                   上述のようなことから、金利差というのは、投資判断の基準になるのではないかと思いがちなのです。 
                     
                    しかしながら、為替市場が金利の引上げや引下げを早くから予想して、為替レートにそのことを織り込んでいる場合もありますので注意が必要です。 
                     
                    というのは、その場合には、金利変更の材料出尽くし感となって、為替レートが短期的に逆に動くことがあるからです。 
                     
                    つまり、為替相場というのは、その時々の材料や思惑も絡みますので、金利だけでは決まらないということです。 
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