投資にふさわしい政治情勢とは? 
                   その国の政治情勢というのは、為替相場に大きな影響を及ぼします。 
                     
                    国内の政治が安定していれば、その国の外交政策はとりあえずは信頼できますが、政治情勢が不安定になり政権が交代するといったような大きな動きになりますと、投資家も注意が必要になってきます。 
                     
                    これは、新しい政権が、常に前政権の政策を承継するとは限らないからです。 
                     
                    場合によっては、これまで開放されていた海外からの投資が閉鎖的になったり、国外への送金ができなくなるといったことも考える必要がでてきます。 
                     
                    そのような場合、その国には新規の資金が入らなくなりますから、その国の市場は急落することとなり、投資していた資金はどんどん目減りしていくことになります。最悪の場合は、投資資金の回収さえできなくなるかもしれません。 
                     
                    また、グローバル化した世界では、新政権が環境問題に後ろ向きであるとか、制度改革に積極的でないなどと判断されると、株式市場や為替市場が下落することもあります。 
                     
                    よって、投資にふさわしい政治情勢かどうかをしっかりと見極めることが重要になります。 
                  政治情勢の判断のポイントは? 
                   投資にふさわしい政治情勢かどうかについては、次のようなポイントを参考にしてみてください。 
                     
                    ■政権の外交政策は協調的かどうか 
                      ■政権の経済政策は開放的で、グローバル化されているかどうか 
                      ■政権は政治改革や環境問題に対して積極的かどうか 
                      ■議会において与党が多数を占めているかどうか 
                      ■民主的な政治体制かどうか...など                    |