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インドの金需要とその背景

インドでの金事情は?

インドは、中国と同様に金志向が強い国です。

また、金(ゴールド)には魔よけの力があると言い伝えられていることと同時に、財産価値のある金製品という意味から「インベストメント・ジュエリー」としての受け止め方もされているようです。

そういった事情から、インドでは、欧米先進国の人たちがデザイン製を重視して選択する14金や18金のアクセサリーではなく、純金に近い22金で作られた財産価値の高いアクセサリーが好まれるようです。

インド人は、「金」のアクセサリーを貯蓄の一種として考えていることから、金価格が上昇するとその一部を換金します。

つまり、日本では珍しい「金」の買い取り業者も、インドでは当然の存在なのです。

インドの金需要は?

インドの「金」の輸入量は年間およそ700トンですが、これは世界の金需要のおよそ20%に相当する量です。

そして、それらの「金」のほとんどは、宝飾品需要に充てられます。

しかしながら、金価格が1トロイオンス=1000ドルに近づくにつれ次第に「金」の輸入量は減少したことから、2009年1〜3月(第1四半期)では、宝飾需要トップの座を中国に奪われてしまいました。

ちなみに、これについては、インド国内の貴金属関税が2倍に引き上げられたことや、金価格の荒い動きに買い控えが起こったこともその背景としてあるようです。


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