ドルに代わる基軸通貨は?
ドルに対する懸念が広がり、それまでの存在感が薄まれば、当然次の基軸通貨探しが始まると思われます。
それが、ユーロであるのか人民元であるのかは別にしても、新たな基軸通貨への移行期には、「金を国際通貨にすればよい」ですとか「金本位制に戻せばいい」といった意見が出てきます。
すでに書店に行くと、もうすでに金本位制の復活により金価格が高騰するというように予測をしている書籍などもあるようですが、理論上は可能であっても、現実的には難しいのではないかと思われます。
というのは、グローバルに拡大した市場経済を維持しつつ拡大させること、あるいは我々の生活を向上させるには、潤滑油となる通貨が必要になるからです。
また、金本位制ですと、各国が保有している金(ゴールド)の量相当分しか通貨を発行できないという制限がありますから、とても基軸通貨としての役割は果たせません。
よって、色々な問題はあるにしても、現在のところはドルに代わる基軸通貨はないといえそうです。
The London Bullion Market Associationとは?
The London Bullion Market Associationというのは、ロンドン金現物取引市場で売買する金地金の規格を制定管理する協会のことをいい、ここで公認溶解業者の登録認定を行っています。
日本でこの公認溶解業者として登録認定されているのは、次の業者です。
<地金商>
■田中貴金属工業 ■(株)徳力本店 ■石福金属興業
<鉱山会社>
■日鉱金属(株) ■三井金属鉱業(株) ■三菱マテリアル(株) ■住友金属鉱山(株)
<リサイクル事業者>
■松田産業(株) ■独立行政法人造幣局(金貨幣) |